ネミーオフグリッドLiFE

「セミオフグリッド生活スタート」
７年前に自宅を購入した時に家の販売会社さんの勧めでオール電化と太陽光を導入しました。その時はあまり深く考えていなかったのですが、近年、地球を取りまく環境の変化、自然災害や異常気象、Co2問題に直面して、まずは自分が何か出来ないか考えました。蓄電池を導入して自分の家で電気の「創＋蓄」を始めようと考え、FIT切れ前でしたがテスラ蓄電池を設置しました。現在、昨年度と比較して電気代は７０％安くなりました。
更に年間Co2削減額は「2t」とネミーさんで試算頂きましたが、その数字がどれほどなのかはわかりません。
ただ、まず自分が出来る事から始めたかったし、子供たちの未来の為にたとえそれが微力であっても自分から始められることを始めただけです。
設置後は、常に発電量が気になり、家庭内で更なる省エネ生活を考えるのが楽しくなっています。

「導入の決め手」
① 地球環境について
地球温暖化が叫ばれてだいぶ経ちますが、温暖化に伴う異常気象によって、年を追うごとに、台風、竜巻やゲリラ豪雨など、これまでに想定しえなかった規模の気象災害が日本各地で発生しています。
一昨年の台風19号の際には、千葉で長期間にわたり停電が発生し、同僚も自宅の電気が使えず、クーラーが使えず、風呂にも入れず、生活にとても支障をきたしたと伺いました。
このような気象災害の激甚化を食い止めるためにも、極力、再生可能エネルギーを使い、カーボンニュートラルの暮らしを目指すことは重要ですが、今、この日本に暮らす者として、こういった気象災害に対して何らかの備えを行う時期にあると思っています。
② なぜ太陽光と蓄電池を入れたのか
台風や竜巻などにより停電が発生した際にも、家族の暮らしを守ることが一番の目的です。今は電気がないとスマホも使えず、必要な情報も得られません。猛暑の夏は、クーラーがないと熱中症で参ってしまいます。
また、ガスは使えるかもしれませんが、電気がないと風呂も沸かせません。一定期間の水や食料の備蓄と同時に、生活の要となる電気を確保することは何よりも重要だと考えています。
③ 何故テスラを選んだのか?
他のメーカーの蓄電池は、災害時に非常用コンセントでしか使えなかったりするのですが、テスラの蓄電池は、家庭内の全ての機器へ電力を供給してくれます。
要は、災害時もいつもと同じように生活を送ることができるということです。
また、テスラの電気自動車と同じように、必要に応じてシステムのアップデートが行われます。もちろんスマホで蓄電池の状況をいつでも把握することができます。
これだけの性能がありながら、他の蓄電池に比べコストパフォーマンスが優秀です。また、蓄電池自体の外観もデザイン性が高く、所有する喜びになるでしょう。
また、ネミーさんは認定施工店で、施工実績が豊富なこともポイントになりました。いずれは電気自動車も導入し、フルで再生可能エネルギーを活用した生活を送れればと考えています。

「社会インフラのあり方」
20年ほど前に地球温暖化防止にむけた技術開発に着手し、木質ペレット事業を本格化したタイミングで東日本大震災が発災しました。自らの被災とあわせ、自社開発ペレット給湯器で東北被災地を支援した経験から、非常時の電源確保と同時に平時からの電力自給を見据えた研究開発を進めてきました。以前、FITによる太陽光発電を利用していましたが、非常時電源としての機能は果たせないこと、家庭用電源には蓄電池が欠かせないことを身をもって経験し、2017年に蓄電池を備えたオフグリッド住宅を茨城町の里山に建設しました。太陽光では発電と給湯を、冬場の暖房と給湯加温には木質ペレットを熱源利用し、自然エネルギーによるオフグリッドライフを実現しています。自然災害が多い日本において、系統電力をはじめとした社会インフラのあり方が問われています。コロナ禍で家庭電力消費量が急増していることからも、各地域特有の自然エネルギーを含むエネルギーミックスによる発電システム技術開発と高スペック蓄電池の実用化が進めば、大規模発電による送電ロスが抑えられ、エネルギー効率が向上、地球温暖化防止のみならず、気候変動へのリスクヘッジとなり得ると考えます。普及にはコスト面での課題がのしかかるため、地域差の大きい自治体主導補助金でなく、国の制度的補助が望まれます。